みなさん、ブラッド・ピット主演の映画「マネーボール」(2011年公開)を見たことがありますか?
選手からフロントに転身し、若くしてメジャーリーグ球団アスレチックスのゼネラルマネージャーとなったビリー・ビーン(ブラッド・ピット)が、資金に余裕がない弱小球団アスレチックスを常勝チームに変えていく物語です。
ビリー・ビーンは、クリーブランド・インディアンスで各種統計から選手を客観的に評価する『セイバーメトリクス』を用いていたピーター・ブランドに出会い、彼を引き抜きます。
そして、ビリー・ビーンはピーター・ブランドと共に、他球団からは評価されていない埋もれた戦力を発掘し、低予算でチームを改革していきました。
「チームの攻撃力」という構成概念の操作的定義を「打率」と「打点」から、「出塁率」と「長打率」に再定義して、成功した例と言えるのではないでしょうか?