「測定(尺度)」に関しては、さらに下記の2つの観点からの検証が必要になります。
●妥当性:その尺度が測定すべきものを測定しているか?
●信頼性:測定が安定していて正確であるか?
「内容的妥当性」、「規準関連妥当性」、「構成概念妥当性」の各定義と検証方法は、下記のようになります。
Messick(1995、1996年)により、「測定の妥当性」に関して新たな概念が提唱されました。
Messick以降も、Cronbach(妥当性の論証によるアプローチ)、Kane、Chapell/Enright/Jamieson、Chapelle、Bachman/Palmerの概念が提唱されています。
信頼性係数は、真値がわからないので求めることができません。しかし、推定する方法がいくつか考えられています。
再検査法、並行検査法、内的一貫性、評価者信頼性
(平井明代による分類を一部改変)
以下、それぞれの定義と注意点をスライドにしています。