良い測定法を用いても、リサーチ・デザインの妥当性に関しては、注意が必要!この章では、リサーチ・デザインの妥当性に関して説明します。
2020年8月11日火曜日
2020年8月9日日曜日
4-2. リサーチ・デザインの外的妥当性
特定のマーケティング・リサーチについて、別の集団に当てはめた場合でも同様の結果を得られるか、つまり、一般化できるかの程度を「外的妥当性」と言います。
「外的妥当性」を保つためには、「選択バイアス」を極力無くすことを心がける必要があります。
ちなみに、測定値に含まれる誤差は、「系統誤差」と「偶然誤差」に分類でき、「系統誤差」を「バイアス」とも言います。
2020年8月7日金曜日
2020年8月5日水曜日
2020年8月3日月曜日
4-5. 住民基本台帳を使わない確率抽出
2006年(平成18年)1月1日、住民基本台帳法の改正により、公益性のある統計調査・世論調査・学術研究、公共的団体が行う地域住民の福祉の向上に寄与する活動、官公署が職務上行うとき以外の閲覧許可は下りなくなりました。
そのため、企業等の民間は、事実上、非確率抽出を利用せざるを得ない状況になったのですが、工夫により確率抽出も可能であることを説明します。
2020年8月2日日曜日
2020年7月31日金曜日
4-7. 非確率抽出と選択バイアス
非確率抽出、すなわちインターネット調査やビッグデータ(星野崇宏の「集まるデータ」)では、選択バイアスを補正する必要があります。
事後層化、レイキング、キャリブレーション推定、傾向スコア、差分の差分析…、様々な方法がありますが、詳細は改めて「応用編」で解説しようと思います。
2020年7月30日木曜日
4-8. リサーチ・デザインの内的妥当性
別の集団に当てはめた場合でも同様の結果を得られるか、つまり、一般化できるかの程度をリサーチ・デザインの「外的妥当性」と呼びました。
一方、解析で得られた変数間の因果関係が頑健である程度のことをリサーチ・デザインの「内的妥当性」と言います。つまり、従属変数と独立変数の関係が第3の要因の影響を受けない程度を表します(星野崇宏「マーケティング・リサーチ入門」より)。
※ において、を独立変数、 を従属変数という。
この第3の要因の影響を除去することができる、内的妥当性が最も高いリサーチ・デザインが無作為化実験(RCT/Randomized Controlled Trial)です。
2020年7月29日水曜日
4-9. マーケティングにおけるRCTの例
内的妥当性が最も高いリサーチ・デザインが無作為化実験(RCT/Randomized Controlled Trial)といっても、従来は、厳密なコントロール下に置かれた医薬品の治験以外では、なかなか行うことができませんでした。
2020年7月28日火曜日
登録:
投稿 (Atom)